山の麓に建つ平屋の週末住宅です。小さなこの家は、都心から3時間程度でアクセスできる、程よい距離感の自然豊かな山間に位置しています。
松と池に彩られた日本庭園と、その向こうに見える山の四季折々の風景を楽しめるよう、北側に大きな開口とテラスを設けています。少人数で手軽に利用できるよう、コンパクトな箱状の建物としました。リビングとそれにつながる寝室をメインの居住スペースとし、その周りに配置した箱状のボリュームの中に水廻りや最低限必要な収納等を組み込んでいます。
換気用の小窓や設備機器等は、テラスに設置したルーバー内に隠し、すっきりとした外観となるよう配慮しました。テラスの外側全面には雨戸を設置し、夜間や不在時は閉めて管理しやすい形態となっています。雨戸はスライドして全てルーバーの裏側に収納され、オープンな視界を遮らない造りとなっています。
