東京都心の建て込んだ住宅地における、11戸の長屋形式のコーポラティブハウスです。両側に植栽並木を配した20mの長いアプローチ通路の奥に空間が広がり、街並が展開します。
住戸形状は接地型トリプレットとし、異住戸同士が上下重ならない独立性の高い構成としました。計画段階では、住まい手が床レベルも含めて平面・断面を自由に設定できるプログラムとし、それに従い全く異なる表情を持つ11戸の住戸が形成されています。各住戸の間取りに合わせた床レベルの構成がそのまま外観にも表れ、コンクリートスラブの配置とスチールサッシの割付を通してファサードに個性を表し、表情豊かにNOIEの街を彩ります。
B住戸は、2階にL型の広いリビングと立体的なテラスをもつ北西角住戸です。